ワインの瓶詰めは今年の12月から来年の1月を予定していますが、その2ヶ月前に清澄安定化のテストを行います。
「清澄安定化」はワインの濁り成分を除去するため行われます。赤ワインの濁り成分は色素で、清澄剤としてベジコールやゼラチンが使われます。白ワインの濁り成分はタンパク質で、主にベントナイトが使われます。
これらの清澄剤は濁りの成分だけでなく、味わいの成分も一緒に除去してしまうため、テイスティングしながら使用する量を決定します。ワインの味わいを左右しうる重要な工程です。
※写真はまほろばのメルローで、左からベジコール 0ppm, 20ppm, 40ppmが添加されています。
一晩経つと、濁り成分と清澄剤が瓶の底に沈殿します。その上澄みをテイスティングし、清澄剤の使用量を決定します。